みなさんこんにちは。
今回は仕事が楽な期間工についてのお話をしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
仕事が楽とはどういうことか
まず、仕事が楽とはどう定義されるでしょうか。
前回の記事で仕事がきつい期間工ランキングについて紹介しました。
そこでは仕事がきついということについて、残業が多いかどうかということが最も大きな比重を占めると述べました。
作業のきつさもランキングを決める一因となりますが、より重要なのは残業の多寡です。
作業のきつさについては、月日が経つにつれいずれ慣れていくものだと思います。
私も期間工を始めて間もない頃は「こんなきつい仕事絶対続かない」と思っていましたが、1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、「なんだ楽勝じゃん」と思うようになっていきました。
長い間仕事を続けるうちに、自分で楽なやり方を見つけて、なんだかんだ作業のきつさにも慣れていきました。
作業に慣れると、逆にその単調さに飽きてくる程です。
作業のきつさよりも大変なのは、残業の存在だと私は思います。
私は残業の多い会社で期間工をしてきたので、残業のつらさを嫌というほどわかっています。
毎日3時間の残業があって、会社に12時間拘束される生活は、地獄のようにきつかったです。
期間工の仕事は肉体労働です。
デスクワークと違って、一日中肉体をいじめ抜かなければなりません。
休憩があるとは言え、12時間動き続けなければならないのは、本当にきついです。
さらに残業のせいで、プライベートな時間が削られます。
一番深刻なのは、睡眠時間が削られることです。
3時間の残業がある日は、6時間しか眠る時間がありませんでした。
肉体労働で6時間の睡眠時間しかないというのは、非常にきついです。
体力が全然回復しません。
週の後半になってくると、体が全然言うことを聞いてくれません。
仕事中に瞼も重くなってきます。
土曜出勤がある週だと、本当に地獄です。
遊ぶ時間も全く無いので、ストレスが溜まりまくります。
残業はQOLを著しく下げます。
要は何が言いたいかというと、仕事が楽だということは、残業が少ないということとほぼ同義だということです。
作業がきつくても、定時上がりできるなら、全然楽勝だと私は思います。
というわけで、今回は残業の少なさという点に主軸を置いて、仕事が楽なメーカーを紹介していきたいと思います。
仕事が楽なメーカーはこの2社!
残業の少なさという点に重きを置いた場合、仕事が楽だと言えるメーカーは以下の2社です。
- トヨタ
- ホンダ
明確に残業が少ないと言える会社はこの2社です。
どちらの会社も月当たり10時間以下の残業しかありません。
(部署によっては残業が多いところもありますが、ほとんどの部署は残業が上記のように少ないです。)
1日当たりで見ると、ほぼ定時でたまに30分程度の残業があるという感じですね。
これだけ残業が少ないとかなり充実した生活が送れると思います。
睡眠時間もたっぷり取れますし、自分が好きなことをする時間もあります。
しっかりと疲労を回復させることができますし、ストレスを減らすこともできます。
どちらも完成車体工場なので、作業自体は当然きついです。
特に組立ての工程に配属された場合は、肉体的にとてもしんどいと思います。
しかし他の会社と比べた場合、労働時間が短い分、体の負担は少なくなります。
お金もしっかり稼げる
残業が少ないので、その分残業代を稼げず、給料が少なくなると心配する人もいるかもしれません。
大丈夫です。
上記の2社は、残業が殆ど無いですが、給料面でも他社に引けをとりません。
むしろ他社よりも稼げるとも言えます。
特にトヨタは給料面でも非常に優れています。
トヨタは満了慰労金の額が非常に多いことで知られています。
3年間任期満了した場合、トヨタでは総額306万円ほどの満了慰労金(満了報奨金との合計)がもらえます。
年収で見てもトヨタは400万円以上もらえます。
残業が少ないのに給料面で他社に全く引けを取らないことがわかります。
残業が少なく、さらに給料面でも優れているトヨタの期間工は、非常におすすめできる期間工ですね。
部品メーカーは作業自体は楽だが・・・
仕事の楽さを考えた場合、従事する作業自体の楽さを考える人も多いかと思います。
デンソー、アイシン、ジャトコなどの部品メーカーは、完成車体工場と違って重い部品を扱うことがないので、仕事が楽だと言われることがあります。
確かに作業自体は部品メーカーの方が楽かもしれません。
事実、部品メーカーで働く40代50代の方や女性の方は少なくないです。
しかし、部品メーカーは総じて残業時間が非常に多いです。
時期によって変動はありますが、多い時期だと月間で50時間を超える残業があったりします。
50時間の残業は本当にしんどいです。
平日はまともに睡眠時間も取れませんし、遊ぶ時間なんて全くと言っていいほどないです。
疲労もストレスも溜まりまくって、心身共にボロボロになってしまいます。
そういう意味で、部品メーカーは仕事が楽だとは決して言えません。
ネット上では仕事が楽な期間工へ行きたいなら部品メーカーにしとけと言われることがよくありますが、自分はその言説には賛同しませんね。
やはり仕事の楽さを考える場合、残業時間の多寡に重きを置くべきだと私は思います。
ちなみに部品メーカーであるアイシンでの就業体験は以下の記事を参考にしてみてください。
交代勤務の恐ろしさ
仕事の楽さを考える場合、着目すべき点がまだあります。
それは交代勤務の存在です。
期間工の仕事はほとんどの工場で交代勤務です。
つまり、日勤と夜勤を交互に繰り返す勤務形態です。
日勤は何の問題もありませんが、夜勤が本当にきついです。
夜勤は起きる時間が夜、寝る時間が昼です。
夜勤をやってみてわかるのは、人は昼には寝れないということです。
太陽が完全に上がった中で寝るのは本当に至難の技です。
全く眠れません。
眠れないので疲れがあまり取れません。
その結果、仕事中常に体がだるいですし、瞼も重いです。
眠気とは別に、夜勤は仕事中体が全然動かないです。
日勤のときと違って、パワーがまるで湧いてこないです。
人は人が寝る時間には動けないということを痛感しました。
夜勤のつらさについては以下の記事でも詳しく述べておりますので、興味のある方は参考にして下さい。
夜勤は本当につらいです。
日勤とは比べ物になりません。
さらにつらいのは、日勤と夜勤を1週間毎に繰り返すというところです。
生活習慣がめちゃくちゃになります。
体にもめちゃくちゃ負担がかかります。
特に日勤から夜勤へ切り替える時がしんどいですね。
切り替えがうまくできなくて、徹夜で月曜日を乗り切るということを自分はよくやっていました。
日勤専属の期間工で夜勤を回避
交代勤務がなければ、いくらか期間工の仕事は楽になります。
つまり、楽な期間工に行きたいなら、日勤専属のところに行くという手があります。
日勤のみなら、夜勤の辛さを味わうことがないため、いくらか人間らしい生活を送ることができると思います。
日勤のみの期間工には、例えば以下の会社があります。
- 日産車体京都分室
- オートワーク京都
- ダイハツ京都工場
- 日立建機
- コマツ(溶接のみ夜勤あり)
- いすゞ
- 日野
(いすゞと日野は応募時、もしくは面接時に日勤のみ希望と伝える必要があります。※必ずしも希望通りとなるわけではありません。)
ただし、日勤のみの期間工のデメリットとして、給料面で少し劣るという点があります。
夜勤がないので、夜勤手当や交代手当が支給されません。
その分、交代ありの期間工と比べると、給料面で見劣りしてしまいます。
ただし、日産車体京都分室は日勤のみでも他社を見劣りしないくらい稼げます。
年収で言うと、450万程はもらえます。
夜勤はしたくないが、給料面でも妥協したくないという方は、日産車体京都分室をおすすめします。
寮の快適さ
仕事の楽さを考える場合、もう一つ考慮すべき点があります。
それは寮の快適さです。
期間工の寮はまだ完全個室でない所も多いです。
一番多いのは、部屋は個室だけど、風呂トイレが共同というところです。
他人と一緒に湯船に使ったり、他人と同じ空間で用を足すことに抵抗を感じる人は少なくないと思います。
家に帰って余計なストレスを溜めたくありませんよね。
家では完全にリラックスして、疲労を癒やしたい人がほとんどでしょう。
相部屋の寮を提供している会社もあります。
よく知らない人と共同で生活するのは、非常にしんどいでしょう。
やはり住むなら、風呂トイレが自室に付属したワンルームタイプが一番だと思います。
完全個室のワンルーム寮に住めるかどうかは、仕事の楽さを考える上での一つの要素になると思います。
誰にも邪魔されないプライベートな空間なら、疲れやストレスを癒すスピードも幾分早くなると思います。
完全個室のワンルーム寮に住める会社は以下の記事で紹介しております。
ぜひ参考にして下さい。
総合的にはトヨタが一番おすすめ
これまで仕事が楽な期間工へ行きたいなら、残業が少ない会社に行くことが一番重要だということをお話してきました。
残業が少ない会社はトヨタ、ホンダの2社でしたね。
この中でもトヨタの期間工は特におすすめできますね。
トヨタの期間工はメリットがとても多いです。
まず1つは再三お話しております通り、残業が少ないです。
月10時間以下の残業しかありません。
まずこの点でトヨタの期間工は他社より非常に優れています。
トヨタの良いところはこれだけではありません。
トヨタの期間工は給料面でも非常に優れています。
先程もお話しましたが、トヨタの期間工は満了慰労金の額がとても多いです。
3年(正確には2年11ヶ月)満了した場合、総額で306万円もらえます(満了慰労金と満了報奨金の合計)。
年収で言うと、毎年400万以上はもらえます。
残業がほとんどないのに、これだけの額を稼ぐことができます。
これは非常に大きなメリットです。
さらにトヨタの期間工は、夜勤も比較的楽です。
トヨタの期間工の労働時間は以下の時間割となっています。
(早番)6:25〜15:05
(遅番)16:00〜翌0:40
夜勤の時間が浅いですよね。
定刻がこの時間なら、まだ日が暗いうちに眠ることも可能です。
昼と違って、朝ならまだそれなりに眠ることができます。
人が眠る時間に働かなくていいというのは大きなメリットです。
以上のように、トヨタの期間工は他社と比べた場合、メリットが多いです。
期間工として働くならトヨタが一番おすすめです。
寮はイマイチ
しかし、デメリットが全くないとは言いません。
トヨタの唯一のデメリットは、寮ですね。
トヨタの寮は基本的にワンルーム寮はありません。
一番可能性が高いのが風呂トイレ共同の個室寮です。
そして、運が悪いと相部屋の寮に当たる可能性もあります。
個室寮ならまだマシですが、相部屋になると悲惨ですね。
もちろん、自分で寮は選べず、どの寮に住むかは会社側が決めます。
トヨタ期間工の唯一つらいところはこの点ですね。
風呂トイレ共同や最悪相部屋に耐えられる人のみが行くべきでしょう。
ただ、デメリットを上回るメリットがありますので、依然としてトヨタ期間工はおすすめできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は仕事が楽な期間工を紹介してきました。
仕事の楽さの基準は一番は残業の多寡です。
いくら従事する作業が楽でも、労働時間が長いと楽とは言えません。
そもそも期間工が従事する作業はほぼ全部きついです。
部品メーカーだから楽ということはありません。
あくまでも他の期間工と比較した場合、幾分か楽だという話で、肉体労働には変わりありません。
それに、期間工の仕事は単純作業なので、期間を経るにつれ勝手に作業には慣れていきます。
2ヶ月も経てば楽勝だと言えるレベルになっているでしょう。
やはり、仕事のきつさ・楽さは残業の多寡が重要だと思います。
労働時間が長いと、遊ぶ時間はおろか睡眠時間さえ削られてしまいます。
長過ぎる残業はQOLを著しく下げます。
人間らしい生活を送るには、残業の少ない会社で働くのが得策だと思います。
トヨタ、ホンダの期間工は残業が少なくおすすめです。
どちらの会社も給料面でも悪くありません。
特にトヨタは他社にないメリットがたくさんあります。
総合的にはトヨタが一番おすすめできる期間工です。
また、交代勤務の体への負担を考え、日勤専属の期間工で働くのもありです。
交代勤務は生活習慣がめちゃくちゃになり、心身ともにボロボロになります。
日勤のみの期間工で健康的に働くのもよいでしょう。
人それぞれ仕事の楽さについては考えがあると思いますが、今回は管理人の独断と偏見で選ばせていただきました。
今回の記事が「できるだけ楽して稼ぎたい」と思っている期間工志望者の方のお役に立てば幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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